冬木立
2012-12-19


 久しぶりに熊本城の二の丸広場に行ってみました。師走のこの時期さぞ人も少なくて閑散としているのではと思って来たところ、さすがに広場にはあまり人影はありませんでしたが、駐車場には大型観光バスが10台ほど止まっていました。ガイドさんの案内で数組の団体客が本丸方面へと向かう姿もちらほら、さすが、近頃の城ブームで人気上位にランクされるだけの事はあります。熊本市民としても誇らしく思える場所です。


 写真は広場から天守閣方面を写したものです。手前のエノキが見事に冬木立となっています。このような姿を見ると、葉っぱがある時には気が付かない枝の形や、幹の表情が大変よく分かります。枝のシルエットがあからさまになるだけに、より存在感が増すような気さえします。


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 下の写真は駐車場横に生えているムクノキです。枝をくねらせ、かなり苦労しながら大きくなったという印象を受けますし、根元が広がって大きく発達させた様子にも、根元にそうせざるを得ない何らかの障害があったかに見えます。

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 下のムクノキにも長年苦労して成長したあとがうかがえます。特に幹中ほどに空いた空洞は内部にもかなり広がっているのでしょう?

 ただ、このように苦労して育ち、かなり傷ついているように見える老木も季節が来ればちゃんと葉を落としてくれます。言い換えれば、春から秋にかけてしっかりとエネルギーをため込むことが出来ているのです。それだけ代謝がうまく機能しているということなのです。

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 すっかり冬木立となった木々も、来春には新芽を勢いよく展開してくれることでしょう?
[緑のある風景]

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