シマトネリコの花
2010-07-02


下の写真は熊本市内のとある歯科医院の前庭を写したものです。一見するとイタリアンレストラン風の建物ですが、院長先生の好みでこのような外壁の色と雰囲気になりました。
今から10年以上も前にここを開院されたのですが、私はその際にお庭と駐車場付近の植栽一式を任されたのです。写真に写っている樹木はシマトネリコです。植栽時には高さ3m程しかなかったのですが、今では倍以上の大きさに成長しています。ここには他にヤマボウシやエゴの木、イロハモミジにカクレミノ等の樹木と10種類以上の庭植え用バラ、それから、季節の花を植栽しています。

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                                  待合室の横に植えたシマトネリコ

ここは元々、土の状態が悪く、植栽に適した土は表面から20㎝程しかありませんでした。その下の方は建築用の基礎砕石がゴロゴロと言う感じで、植付後の成長を心配していたのですが、ここ2~3年は葉が良く〓るようになりました。特に今年は写真のように花も樹木全体に咲き誇り、周囲に独特の濃厚な香りを漂わせています。
ただ、この香りに誘われてか、沢山のミツバチが花の周りに飛んできてせっせと蜜を集めています。

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                                   シマトネリコに群がる西洋ミツバチ


医院の受付の方はハチが刺すのではないかと心配されていたので、「あと2週間ほどで花も終わるのでその頃まではハチを脅かさないようにそっとしておいてください。」との内容の返事をして、納得していただきました。樹木用の殺虫剤を噴霧してもハチはいったん逃げた後またやってきますし、ハチが来ないように花を落としてしまうのもためらわれたので、人間の方が用心してあげるに越したことはないと思ったのです。
春先はハチが少なくてイチゴ等果物の受粉がうまくいかないというニュースが流れていましたが…。
やっぱり、香りが強い植物が好きなんでしょうか?


[個人庭園]

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